わが家で重宝している調味料に「煎り酒」というものがあります。
江戸時代に醤油が普及するまでは広く使われていたというこの「煎り酒」、とにかく優秀で、合わないものはないんじゃないかというくらいどんな料理にも合うのです。
煮る・焼く・炒めるはもちろん、魚の臭みを取るのにも、下味をつけるのにも、また醤油の代わりの刺身に使っても良し、卵かけご飯に使っても良し、と、これが1本あれば料理がどうとでもなります。
「煎り酒」の材料となっているのは、日本酒と梅干に、ものによっては昆布や鰹節。
至ってシンプルです。
このシンプルな材料から作られる万能調味料。
間違いなく優勝です(笑)
仕事において、「煎り酒」のように「これがあればどうとでもできる」というものは何なのか?
その答えというのは、技術的なスキル以前にもっとシンプルな「人とコミュニケーションが取れること」なのではないかと最近は考えています。
自分で考えることや、報(告)・連(絡)・相(談)は大前提ですが、
本当に辛くなった時に「助けてほしい」と声に出して言えるか、一緒に働く相手を信じて相談できるか、というのは普段からコミュニケーションが取れていなければ難しいと思いますし、そこができれば仕事で困ったり悩んだりする場面もどうとでも切り抜けていけると思っています。
人を相手に仕事をしている私たちですから、コミュニケーションを大切に、お互い助け合い補い合えるような関係を築いていきたいと思います。
これから忙しい夏になってきますので、より密にコミュニケーションを取らせていただきます。
皆さん引き続きよろしくお願いします!
技術的な面でも「自分にはこれがあるからどうとでもできる」という強みを増やしていきたいと思います。